その袋に福はあるのか。
2009年01月06日
年賀状が届くにおいがする。
お正月だからといって
お正月でなくすることができてしまう年齢だけれど、
でも家から出ないこの感じ、
何も動かないこの感じ、
いいねいいね、と思ってテレビをつけたら初売りにすごい人!
疲れてしまうよ、
思いっきり寝ることを追いかけていたら、
妹が帰ってきた。
その妹が怒っている。
んー。その理由はまったくもって理解できるのだけれど、
それを銭金だして買う気が知れないんだよねー。
人は福袋が好きである。
なんでだろ。
聞いたところによると、
福袋=売れ残りの商品の処遇に困って、
苦し紛れに袋に詰めて「福袋」と書いて売っているだけ、だそうなのに。
ですし私もそう思う。ぜったいそうだ。
高校生のころ、地元のショッピングモールで、
まったく売れない商品に困り果てた店長が、
「福袋だ!」と言い放つや、私たちに「とりあえずバランスよく詰めろ」と命じ、
私たちは「福袋」をせっせせっせと作った。という記憶がある。
ワゴンに並べておいたら、瞬時に売り切れたばかりか、その後もひっきりなしにお客さんがやってきては「福袋を売っていると聞いた」といい、「一体どこなのだ」と迫る。もう完売したのですと答えると、がっくりと肩を落として去っていく。それから、福袋は、商品売り尽くしプロジェクトの常套手段になった。
入れ替わり立ち代りやってくる血相を変えたお客さんを見ていて、
福袋は人間の理性を狂わせる。ということがわかった。
と同時に、忘れてはいけない事実がもうひとつ。
福袋を買った人は必ず怒る。
中身が気に食わない、一家総出で並んだら商品がかぶった、あっちのほうが豪華だ。だのだのダノ・・
当たり前だ。
どう考えても売れる見込みのない品々を袋に詰め込んだもの、それが福袋。
冷静に考えれば、10,000円で売れるものをわざわざ5,000円で売るはずがないのである。
しかしいったん福袋を目の当たりにした人間は、もはや冷静に考えることができない。
福袋の前では、愛も夢も理想も学歴も無意味だ。
福袋こそ、兵器として通用すると私は踏んでいる。
ずっと前からひそかに思ってた。思い切って「公開」で書く。
平和だし、なにより開発費もかからない。
人込みの中にワゴンをおいて並べるだけだ。
どうかな。
妹は、フランフランで買った福袋に怒っていた。
彼氏が「俺も出すし」というから5,000円も出して買ったのに、
いざ買って開けてみると
あまりのしょうもなさに
「これだったら俺、いらんし」と言って、
支払いを拒否されたのだそうだ。
ひどいよ、れいじ。
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下書きのまま残っている原稿がいっぱい。
んーーーーー。正月、これほど暇だったのか。。。
TITLE: 1. 福袋
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はほしいものないですもんね(笑)
自分も最近は買ってないな~